キャットフードの安全性について。表記されている成分の意味を知って、安全なキャットフードを選ぶ方法

最近は、ワンちゃんブームから猫ちゃんブームへと移行しているとか。店頭やネットショップでも多種多様なキャットフードが販売されています。愛猫にとって安心できるフードがどれなのか分からない飼い主も多いのではないでしょうか?猫にとって安全な餌について考えてみましょう。

飼い主の声

引用元:http://labaq.com/archives/51845236.html

前から、ネットで猫の餌について調べるというか、どの商品が一番良いのか知りたくて調べているのですが、答えが見つかりません。
手作りはどうも面倒…。でも安全な餌を食べさせたい!栄養はバランスよく取らせたい!美味しい餌を与えたい!!!欲を言えばきりがありません。
引用元:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1211960677

まさに、同じような思いを持っている飼い主は多いのではないでしょうか?

記載されている成分の定義

引用元:http://www.het-vervolg.net/entry2.html

キャットフードの袋に記載されている原材料を見ても、具体的になにを使っているのか分からないことってありませんか?まずは、一般的に使われている原材料の表記についてみてみましょう。

肉・ミート

処理された動物、主に鶏、七面鳥、牛、ラムから取れた汚染されていない肉で、舌・骨格筋・心臓、横隔膜・食道などにある筋肉横紋筋肉。(その周りの皮・腱・神経、血管、脂肪はも含まれる場合もある)

肉副産物orミート副産物

肉・ミート以外の精製されず、汚染もされていない組織のこと。肺・腎臓・肝臓・胃腸(内容物は除く)・脾臓(ひぞう)・脳・血液・骨など。

肉粉orミートミール

血液・胃腸(内容物は除く)毛・ひづめ・角・くず皮・糞(腸の残留物)を精製して脂肪を除いたもの。精製されたものは、以下の条件をクリアしなければならなりません。

●カルシウムの含有量がリンの2.2倍を超えないこと。。
●胃液に含まれる消化酵素で消化できない残留物が12%以下であること。
●消化酵素ペプシンで消化できない粗たんぱく質が、9%以下であること。

ミートボーンミール

肉の他に骨も含めて精製したもので、リンを最低4%含むもの。その他の条件は、ミートボールと同じです。

脂肪

鶏脂肪・魚油・ひまわり油など。

ぼーちゃん
脂肪は酸化すると有害になるので、酸化防止剤が使われる場合が多くあるよ。

穀物

米、玄米、小麦、大麦、とうもろこしなどの炭水化物。

ビートパルプ

引用元:http://selectgarden.net/blog/?p=561

甜菜(てんさい)から糖をしぼり取った後の残りかす。

ダイジェスト

脂肪を加水分解して、キャットフードの表面に吹き付けるためのもの。

添加物

合成保存料、着色料、酸化防止剤、合成甘味料などがありますが、それぞれの役割をはたすものとして、多くの種類があります。

質の悪いキャットフード

以上のように、フードとして認められている原材料ですが、キャットフードのなかには、成分が粗悪のものもあります。 交通事故で死亡したり、病死したり、成長促進剤などの人工的な薬品を過剰摂取した肉を使用する場合もあり得ます。

また、動物の内臓も、ガンや腫瘍組織、腐った内臓なども、加工してしまえば分からなくなります。捨てるゴミ同然で安価なため、コストを抑えて製造するために、これらの成分を増やす場合もあり得ることです。脂肪に関しても、腐っていたり、料理の廃油などを再利用の恐れも。穀物では、基準値以上の残留農薬を含んだもの、古くなって食用にはできなくなった穀物を使用していることも考えられます。

問題になっているキャットフードの成分

4Dミートと呼ばれる肉

4Dミートって知っていますか?4つのDから始まる状態の肉の頭文字を取ったものです。

・Dead(死んでいる)
・Dying(死にかけている)
・Diseased(病気の)
・Destroyed(廃棄された)または Disabled(障害のある)

人間の食品として不適格な肉類をペットフードの原料に使い、コストを削減して量のかさましをしている業者に対して、アメリカで問題になったことがあります。日本でも、動物愛護の観点から、4Dミートへの認識が高まっているようで、キャットフードに含まれる原料としての安全性が疑われています。

ぼーちゃん
安楽死に使われた薬は動物の体内に残るから、ペットフードの原料として使うのは良くないんだよ。

人工添加物

猫に限らず動物にとって必要な物質ではありません。長期的に品質を安定させるために使う、保存料や酸化剤などは、自然なものを使うとコストも高く、効果の面でも化学物質より弱いので、どうしても人工の添加物に頼ってしまうメーカーも多いのが事実です。主な添加物としては、以下のようなものがあげられます。

●エトキシキン
価格も安く酸化を防ぐために使われています。少量であれば問題ないとするメーカーもいますが、データ的に保証されているものではありません。人間の食べ物には使用禁止です。

●亜硝酸ナトリウム
保存料や赤色着色剤として用いられていまが、発がん性物質が生じる可能性が高いそうです。

●ブチルヒドロキシアニソール
抗酸化剤として使われますが、アメリカでの実験報告では、膀胱がんや甲状腺がんを誘発する危険性もあるといわれています。

ソルビン酸カリウム
細菌やカビの発生、増殖を抑える働きがあるとして、人間の食品にも多くの食品に使われる保存料です。他の添加物との食べ合わせにより発がん性の物質に変化する危険があります。

●グリシリジン・アンモニエート
甘味料として用いられていますが、人間への使用は禁止されています。

●没食子酸(ぼつしょくしさん)プロピル
フードのいたみを遅らせるために用いる化学物質ですが、肝臓に良くないといわれています。

●赤色3号や102号
ラットに投与した実験では、赤血球の状態に異常があらわれたという報告があります。赤色102号においては、1年以上餌に混ぜたことで食欲の減退で体重が減り、心臓や肝臓の肥大がみられたといわれています。
●赤色105号
こちらもラットの実験ですが、ある期間与えたことにより食欲がへり、成長が悪くなりました。甲状腺の異常などもみられたとのことです。
●赤色40号
発がん性物質の可能性があるとの見解です。
●青色2号
ウイルスに対しての感応性を増大させ、感染した場合症状が深刻化しやすいと証明。

●合成調味料
猫の食いつきを良くするために、合成調味料で風味を与えます。調味料のノウハウは、企業秘密に該当するということで明確にならない場合が多いそうです。

●プロビレングリコール
保湿や制菌作用として使われ、猫では赤血球に関する異常が認められましたが、現在猫には使用禁止になっています。

添加物の

穀物の使用

引用元:http://goo.gl/sybAhn

本来の野生の猫は、穀物は食べません。猫の歯の形状も肉を噛み切るために、鋭く尖っていますが、穀物を潰して擦る動きには向いていません。とうもろこしや小麦などの穀物が原料として使われている主な理由は、原材料を安くして、フードを増やすためです。猫にとって必要なものではないのです。
・胃腸障害・アレルギーなど病気のリスク
・毛並みが悪くなる
・肥満のリスクがあり元気がなくなる

安全なキャットフードの条件

どのようなキャットフードが安全といえるのでしょうか?選び方のポイントとして確かめたい項目がいくつかあります。

原材料が分かりやすい成分表記

foryou

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第一に、フードの中身にどのような原材料が使われているのかを調べることが大事です。良心的なメーカーのフードには、材料を具体的に表記していて、なにが入っているのか一目瞭然です。例えば、「骨抜きのチキン、鮭肉、さつまいも」と、「家禽ミート」とだけ表記されているものとでは、成分に対する安心感が違いますね。

2009年6月1日より、ペットフード安全法が施行され、ペットフードの製造業者は、添加物を含む全ての原材料名を原則として、表示することが義務付けられました。

賞味期限の確認

人間の食品と同様に、キャットフードの賞味期限も3年を越えないように義務付けられています。賞味期限がきちんと表示されていて期限内であるかを確認することが大事です。

製造者の情報

事業者名・所在地の住所が記載されているもの。通常は、製造者・販売者あるいは輸入者など事業の種類を明記した上、事業所の住所が記載されています。

原産国はどこか?

ペットフードの加工工程が最終的に行われた国を原産国で示します。原材料が海外でも、日本で加工されれば原産国は日本となります。例えば、工程のほとんどが海外で、最後の缶詰め作業だけが日本の場合でも、原産国は日本になるので注意が必要です。良心的なメーカーは、製造工場の場所も明確にしています。

食品の品質規格

日本のペットフードは、添加物の表示など成分表の義務付けはありますが、品質や安全性をチェックする規制がありません。現時点では、ペットフード工業会の技術安全委員会が、食品衛生法・飼料安全法に関連して注意を促している点でとどまっている状態だそうです。その点については、途上国であるといわざるを得ません。アメリカでは政府単位で規制され、AAFCO(米国飼料検査官協会)の品質テストがあり、基準にクリアになれば、良質であるという目安になります。アメリカ産のキャットフードも市場に出回っていますので、機会があればチェックしてみてください。

製造工場の環境からみる安全性

引用元:http://www.haarslevuk.com/rendering.php

原材料が、どれだけ優れたものを使用していても、製造されている環境によって、フードの安全性は大きく変わってきます。近年人間の食品加工において海外での製造管理が問題になりました。衛生面など一定の基準をみたしたことが認定されている工場で作られているかも安全なフードを選ぶポイントです。

オーガニックのキャットフードの注意点

添加物を使わないことで、猫にとっては安全で良質なフードと定評がありますが、注意しないといけないことは、人工の保存料がはいっていないので、長期に保存ができません。海外から直接輸入で購入をする場合、輸送手段により数ヶ月かかってしまい、腐ってしまう恐れもあります。オーガニック製品管理のノウハウがある正規の輸入会社であることを確認することが必要です。

まとめ

多くの種類から、どれが安全か選ぶのは難しいものですが、パッケージに誰が見ても分かるように原材料が表示されているフードは、比較的安心であるという目安になります。メーカーも、品質に自信をもっているからこそ明確にするのだと思います。宣伝PRになるメリットを隠すわけがありませんよね。
安全なキャットフードは、比較的高価なものが多くなりますが、病気にかかってしまえば治療代に高額な費用がかかってしまうことも。また栄養バランスがいいので、粗悪なフードに比べると量は少なめでいいものが多いようです。総合的に考えれば、安全なキャットフードを選ぶことは、それほど高価なことではないかもしれません。