ネコに生肉を与えても大丈夫?生肉のメリットと腎不全、気になる注意点

ネコに生肉を食べさせてもいいのでしょうか?人間なら、牛肉ステーキのレアを好む人も多いですね。肉の旨味が分かるといいます。本来野生の動物は、調理などせずに生で肉を食べますが、ペットとしての歴史が長いネコの場合は、安易に与えていいのか気になります。

肉食が本来の姿

引用元:https://ferrebeekeeper.wordpress.com/tag/speed/

野生の猫は、肉食です。小さい動物は捕獲後丸ごと食べ、自分の体より大きな動物は、消化器官や毛、太い骨、羽だけは残しますが残りは食べます。小鳥やネズミなどの生肉には、猫の健康維持に大切な必須アミノ酸やビタミンAを多く含んでいます。さらに、食べ物の消化に必要な酵素を、草食動物の内臓を食べることで、補ってきました。

このようなことからも、ネコに生肉を与えることはできるという声が多くあります。ただし、生きた獲物を与えることは、ほぼ難しいことです。飼い主が与えることができる生肉は、市販の肉であることがほとんどです。加熱にすると、肉に含まれている大事な酵素、酵素、アミノ酸、脂肪酸、ビタミン、ミネラが壊れたり、変化します。長期的に加熱処理した肉を与え続けると、将来健康を害してしまう恐れもあると危惧する人もいて賛否両論といったところでしょうか。加熱をしないで人間が食べる肉を与える場合は、生肉でも食べられるほどの新鮮なものを与えるほうが望ましいという考えた多く見受けられました。

肉を与えるメリット

引用元:http://pets.webmd.com/ss/slideshow-people-foods-cats-can-eat

猫に生肉を与えるメリットはいくつかあると考えられています。

●ドライフードに比べると、消化が良い。
●水分が十分に含まれているので、食べるだけで水分補給ができる。(ネコはあまり水を飲まないので、尿路の病気になりやすいです)
●食い付きがよく、喜んで食べる。
●ネコにとって必要な栄養素が豊富
●人工の添加物を含んでいないので安全なフードである。
●慢性腎不全などのリスクが減少
●一部のキャットフードのように穀物を含まないので、消化不良などの恐れがなくなる。
●歯ごたえのある肉を噛むことで歯や顎の健康に維持につながる。
●内臓肉に含まれる酵素が、歯垢を分解、口内の菌の増加を防止する働きがある。
●食べる量が、少なめでも栄養が摂れる。
●消化時間が短くなることで、体内に溜まる毛玉が減る。
●ドライフードの栄養分の一部が消化されず残ったまま便として出ると臭いが強く出るが、肉の場合は消化がいいので解消される。

肉を与えることのリスク

引用元:https://welq.jp/9638

豚肉や鶏の生肉には、トキソプラズマ(寄生虫)の感染源になる卵がいる可能性も0%ではありません。その肉を生で食べるとネコが感染します。生肉を与える時の目安は1日120gまで、多すぎると体調を崩す恐れがあります。免疫力の低下している猫がトキソプラズマを発症する場合があるので、生肉の取り扱いには、注意しましょう。

人間でも妊婦にトキソプラズマが感染すると、胎児に重篤な症状がでるリスクが。ネコの場合、幼猫が感染すると最悪死に至るケースもあるそうです。トキソプラズマの感染源である卵は、肉を加熱することで死滅するので、調理をすれば、ほぼ安全です。

ぼーちゃん
トキソプラズマに感染したネコの便が、なんらかの原因で、人間の口内に入ると人も感染します。

トキソプラズマ感染の症状

仮に猫が生肉の豚を食べて、トキソプラズマに感染した場合、どのような症状が現れるのでしょうか?ネコによってさまざまで、感染しても一過性の下痢になるくらいで、その後は、なんの症状も出ないという例もあります。一般的にいわれる感染の症状としては以下のようなものがあります。
● 熱がでる。
● 咳をする。
● 呼吸が困難になる。
● 食欲がなくなる。
● 吐くようになる。
● 下痢や血便がみられる。
● 運動や視力に障害が出る。
● 黄疸(おうだん)皮膚や粘膜が黄色くなる

若い猫ほど、トキソプラズマに感染すると危険だよ。

ネコに肉を与える方法

簡単肉の参考レシピ

引用元:http://peco-japan.com/53693

市販の肉を与える簡単レシピの一例をご紹介しましょう。鶏のむね肉をさっとゆで、半分生の状態で使います。
●材料
・きざんだ半生の鶏むね肉
・きざんだかぼちゃ
・ひじき
・ブロッコリースプラウト
全てを混ぜ合わせ、オリーブオイルを少量上からかけるだけでできあがり。オリーブオイルは整腸効果が期待できますが、過剰摂取は、肥満や下痢の原因になるので注意してください。スプーン1/2~1杯程度なら、便秘の予防や体内の毛玉を出す働きがあるとされています。

●手作りごはんについての獣医師の考え

生肉製品も販売

引用元:http://www.we-original.com/shopdetail/031000000001/

ネコの与える生肉を近くのお店で探すというのも、なかなか大変な場合があります。そんなときは、ネット通販でも販売しています。こちらは、冷凍馬肉で、キャットフードでは補なえない栄養分が含まれています。楽天にも冷凍の鹿肉が販売されています。ネットで「猫用生肉商品」と検索すれば、色々見つかりますよ。

実際に生肉を与えている人の声

ネコに生肉を与えることについて獣医師の考え


肉や魚を与えることは、問題ないという考えですね。また加熱に対しても柔軟な意見が聞けました。加熱することにより損なわれる栄養素を、他のところで補給するといった工夫をすることもできそうです。

実際に生肉を与えてた飼い主さんの声

引用元:http://bengalcat.blog4.fc2.com/blog-entry-688.html

うちの猫はスーパーで売ってる普通の鶏の手羽元(8-10本で350円ぐらい)の身を切り刻んだ生肉を食べさせています。
ゆでエビと塩分少なめのかつお節をまぜて与えるとぺろりと平らげますね。胸肉やもも肉はあまり食べなかったので今は手羽元だけです。豚肉、牛肉の生肉は細菌感染することがあるので与えたことはありません。

以前はペットフードのかりかりを食べさせていたのですが、一度病気になってしまい懲りました。新鮮な鶏の生肉に代えてから驚くほど元気になりました。お腹のでぶでぶも今では引き締まってすっきりです。口内炎もあったのでビオフェルミンとナチュラルヨーグルト+魚のすり身も与えてましたが、今では歯茎の出血も口元の臭いもありません。(一部省略)引用元:http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6801236.html

家の猫には生肉もあたえています。
猫の体に絶対に必要な必須アミノ酸やビタミンAを摂取するのに肉食はとても良い栄養源です。ショーキャットや腎不全の子などは市販のキャットフードなどは絶対に食べさせることはできませんので、手づくり食として生肉をあたえる飼い主の方は結構いますよ。
ただし、スーパーなどで売っている肉は鮮度が悪いのであたえられません、ペットの食事用として販売されている鮮度の良い鹿肉、馬肉や鶏肉、ラム肉や牛肉を野菜を少々混ぜてあたえます。(一部省略)引用元:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1413778794

まとめ

「本来のネコは肉食だから、自然なことである。健康的にも良いし問題はない」という考えや、「ネコが生肉を食べることは悪いことではないが市販の肉の大半は加熱調理前提で売られている。寄生虫がいる危険もある」または、「生肉を食べさせる健康のメリットはあるが、室内で飼われている猫には、キャットフードを与えるほうが健康維持に繋がる」とさまざまです。

ネコに与えても大丈夫な新鮮な肉であれば与えてもよいという考えは、共通しているようです。どちらも一理ある見解ですね。肉だけを与えるのではなく、野菜やキャットフードなど他の食材と組み合わせるなど工夫をすれば、もっと気軽に試すことができそうです。