愛猫のキャットフード手作りの仕方。14つの注意点と簡単レシピや切り替えのコツ

猫の栄養は、キャットフードの総合栄養食で充分補うことができるという多くの意見を聞きますが、なかには、すべて手作りのものを与えている人や、キャットフードと併用している人などもいます。今回は、猫のキャットフードの手作り簡単レシピやそのメリット、与え方や今のフードからの切り替え方法についてみてみましょう。

猫が喜ぶフードの簡単手作りレシピ

キャットフードと比べると、「食いつきがいいのでよく食べてくれる」という声をよく聞きます。食欲がないときなどに作ってあげると喜びそうですね。簡単にできるヘルシーなレシピをいくつかみてみましょう。

鶏を使ったレシピ

●ささみと長いも

引用元:http://www.necologystyle.com/recipe/chiken/sasamiyamakak.php

材料:鶏のささみ・小松菜・長いも・煮干

①鍋に湯を沸かし、鶏ささみをゆでて取り出す
②ささみのゆで汁で小松菜をゆでて、荒熱がとれたらみじん切りにする
③長いもをすりおろし、2の小松菜と混ぜる
④ささみを食べやすくほぐして3と混ぜ、煮干をトッピングする
食べやすい温度に冷めたらできあがり!(引用元:http://goo.gl/ipjWQd)

●動画で見てみる簡単レシピ


こちらも鶏のささみを使ったレシピです。皮付きの胸肉よりカロリーが低く100gあたり114kcal。太りすぎが気になる猫には、おすすめです。こちらのレシピは、半生状態で調理していますが猫の好みに合わせて半生や加熱しても大丈夫だそうです。
生で使うときは、新鮮なささみを選んでね。
材料で使われているキャベツは、ビタミンUが含まれていて、弱っている胃腸を修復させる作用があります。ビタミンUと共に酵素も破壊されずに摂取できる生のキャベツのほうが有効だそうです。
キャベツに含まれているゴイトリン成分が甲状腺の働きに悪い影響を与えるといわれているので、高齢猫には与え過ぎないように気をつけましょう。
ニンジンは、豊富なβカロチンが含まれています。免疫力を高め、皮膚や粘膜を強くし、ガン、心臓病動脈硬化などに効果があるとか。煮干のカルシウムも、大事な栄養素、塩分のないもので酸化防止剤など添加物がないものを。亜麻仁油に含まれているαリノレン酸は、猫の必須脂肪酸のひとつです。
ぼーちゃん
鶏のささみはリンの含有量が多いので、泌尿器系に問題がある場合は、控えたほうがいいでしょう。

合い挽きミンチを使ったレシピ

●牛豚ミンチとかつおの生利節

引用元:http://www.necologystyle.com/recipe/namaribushi/soborogohan.php

材料:牛豚合い挽きミンチ・生利節・野菜ペースト・ごま油

フライパンに少量のごま油を熱し、牛豚合挽きミンチをそぼろ状に炒める火からおろした1に、ほぐした生利節と野菜ペーストを加えて冷ましてできあがり!引用元:(http://goo.gl/siZirx)

●合い挽きハンバーグ

引用元:http://www.necologystyle.com/recipe/satsumaimo/mikakubag.php

材料:牛豚あいびき肉・(チンゲンサイ・にんじん・さつまいも・梨はみじん切り)・しょうが(すりおろし)・絹ごし豆腐

① 野菜類(*)はみじん切りにする
②  ボウルに材料を全て入れ、粘りがでるまで全体を混ぜる
③  2のタネをハンバーグ型に成型して真ん中をへこませておく
④  フライパンにサラダ油(分量外)を熱して3を入れ、両面に軽く焦げ目がつくまで焼く
⑤  ハンバーグの高さの半分ぐらいまで水を入れて、蓋をして弱めの中火で蒸し焼きにする
⑥  水がほとんど無くなったら火からおろし、食べやすい温度に冷ましてできあがり!(引用元:http://goo.gl/36RaOL)

魚を使ったレシピ

●イワシと小松菜

引用元:http://goo.gl/G99xNa

材料:開いたイワシ・小松菜・しめじ・ごま油

小松菜としめじをみじん切りにする
①フライパンにごま油を熱し、イワシを両面焼く
②イワシを取り出したらしめじを入れて焦げないように炒める
③しめじに火が通ったら小松菜を加えて炒め合わせて火をとめる
④イワシを包丁でたたいてみじん切りにする
⑤5と6を混ぜ合わせて食べやすい温度に冷めたらできあがり!(引用元:http://goo.gl/G99xNa)

●野菜とシーチキンの缶詰を利用

引用元:http://www.necologystyle.com/recipe/ninjin/onyasaisalad.php

材料:シーチキン缶(塩分・オイル・野菜スープなど使われていないもの)・かぼちゃ・にんじん・ブロッコリー

①野菜類は食べやすい大きさにきって柔らかく茹でておく
②シーチキン缶と茹でたての野菜類をまぜあわせる
③味がなじむまで少しおく
食べやすい温度まで冷めたらできあがり(引用元:http://goo.gl/JjOs8b)

猫えさ手作りのメリット

引用元:http://www.centralmarket.com/cooking-school.aspx

手作りのキャットフードを与えている人はどのようなメリットを感じているのでしょうか?

●食事の時間を楽しみに待つようになり、食べ終わったあとの食器もキレイになめまわすほど、よく食べる。

●ドライフードに比べると、食事に水分が多く含まれている。食べることで充分な水分補給ができる。一般的に、ドライフードは水分量10%くらい、手作りごはんは、60~80%の水分が含まれているそうです。

ぼくたちは、もともと砂漠のような環境で生存できるように水分はあまり摂らないような体になっているから、尿路の病気に罹りやすいんだよ。

●飼い主が納得した材料で作るフードだから安心・安全な食事ができる。市販のフードの成分表のなかには、添加物が含まれているものや、表示だけでは具体的にどのような材料が使われているのか、はっきり理解できないものもあります。

ぼーちゃん
保存料・着色料などの添加物を 一切使用しない完全無添加のえさを作ることができるね。

●猫の体調などに合わせて、日々食事内容を細かく調整することができる。ダイエット中はカロリーダウン、運動量が多かった日はお肉をメイン、また食欲がない日は、胃腸に優しい具材を使うなど、バラエティに富んだ食事を作ることができます。

ぼくたちの様子をよく観察してくれるから、飼い主さんとのコミュニケーションもスムースです。

フードの与える量

餌を与える量は、猫の年齢や運動量、種類などでも違います。手作り食の場合は特に体重何キロだから食事は何グラムだというよりも、猫の食事量を観察しながら調節していきましょう。適量を見極める方法としては、まずは一般的な量を与えてみます。体型などの変化をみながら、量やカロリーを調整します。
参考になる猫の年齢別1日あたり必要なカロリーを調べてみました。

4ヵ月まで
体重 エネルギー量
0.5kg 250~350kcal
1kg 300~400kcal
2kg 400~500kcal
4ヵ月以上1年まで
体重 エネルギー量
2kg 250kcal
3kg 300kcal
4kg 350kcal
6ヵ月以降
体重 エネルギー量
3kg 200~350kcal
4kg 230~290kcal
5kg 250~330kcal
※猫種や性別などにより個体差があります。(引用元:http://www.wannyanlife.jp/recipe/beginner/cat/)

手作りフードへの切り替え方

今までの食べていた餌と、いきなり違うものをあげると、警戒心の強い猫は食べなかったりする場合があります。キャットフードの場合、新しいメーカーのものへの切り替えを失敗すると下痢などお腹の調子が悪くなる猫がいるように、デリケートな動物なんですね。

ステップ1:従来の餌に少量野菜や肉を追加

普段食べているフードに、みじんぎりの野菜や肉1種類をちょっとだけ忍ばせます。猫の食事時間に合わせて、お腹が空いているときがベストです。従来の餌を、容器2つに分けます。1つに、野菜と肉をひとつまみ加え混ぜ猫に与えます。完食したら、もう1つの容器に今度は2つまみ刻んだ肉と野菜を。もし食べなければ、野菜の量を減らしてみます。

ぼーちゃん
いろいろな野菜、肉で、猫が好む食材を探っていきましょう。

ステップ2:徐々に野菜や肉の割合を増量

好みの食材が分かれば、それを使って手作りごはんならば、餌の切り替えがスムースに進みます。徐々に手作りのキャットフードを増やし、そのぶん今までの餌の量を減らしていきます。肉1種類と野菜2種類くらいの組み合わせで作っていきます。混ぜ合わせるというより、トッピングして与えてみてください。

好みの野菜や肉が分かってきたら、 肉1種+野菜2種くらいを組み合わせたものをフードにトッピングして与えます。問題なく食べるようなら徐々に肉野菜の量を増やしていき、その分、フードは減らしていきます。

食べなくなったら、どの具材が好きじゃないのか調べてね。

ステップ3:順調に食べてるようなら手作り食へ移行

100%手づくりのごはんを与えてみましょう。猫が喜んで食べる食材だけで作ります。特に今まで食べたことのない食材に対して警戒心の強いものです。また、気まぐれで食べてくれたり、くれなかったり。切り替えに2ヵ月かかったという飼い主さんもいます。焦らず気楽に行なうのがポイントです。

猫にNGの食材

使ってはいけない食材はあるのでしょうか?

長ネギ・玉ネギ・ニラなどのネギ類

引用元:http://peco-japan.com/4856

赤血球を破壊する成分が含まれる為、貧血になる可能性がある。ネギ類でもニンニクは少量なら効能もあるのでOKです。

生のイカ・タコ・エビ・貝類

引用元:http://peco-japan.com/51155

これらの食材に含まれるチアミナーゼという酵素が、ビタミンB1を壊します。大量に食べるとB1欠乏を起こす恐れが。加熱すればこの酵素の作用はなくなります。加熱後、細かく刻んで使うと消化のためにも安心です。

加熱した鶏の骨など

引用元:http://goo.gl/KDgQGK

鶏の骨は加熱すると、鋭い形に裂けやすいので、消化管などに刺さるリスクが。圧力なべ等で煮てボロボロに崩れるまで柔らかくした骨以外はNGです。

生卵の白身

引用元:http://goo.gl/wjGCHJ

ビオチンというビタミンの一種を分解する酵素が含まれています。加熱すれば、酵素は活性しないので大丈夫。ビオチンは卵黄に多く含まれるので、白身だけでなく全卵なら生でも問題なく食べられます。

チョコレート

引用元:http://sueko4.blog79.fc2.com/blog-entry-573.html

神経を興奮させる物質が含まれているので食べさせないほうが安心です。

ジャガイモの芽

引用元:http://csyukineko.exblog.jp/11097040/

ソラニンという毒物が含まれています。特に芽の部分や、緑色に変色したジャガイモの場合、毒素が強くなります。人間の場合は、毒の部分の芽を取り除き食します。正常なイモにも5~20mgと少量含まれていますが、人には害のない程度の量です。猫は体が小さいので少量でも体に影響を及ぼすといわれています。

まとめ

「猫が小食なのを心配して、手作りのキャットフードを与えることにした」という4匹のスコティッシュフォールドを飼い主さんもいます。野菜や魚、肉など、その日の入手できた新鮮な食材を組み合わせて作っているそうですが、基本細かく刻んで混ぜ合わせるだけなので、意外と気軽に続けられるそうです。猫たちが目を輝かせながら食べてくれる姿を見るのが嬉しいとのこと。毎日とはいかなくても、新鮮な魚や肉が安く購入できた日には、手作りレシピにチャレンジしてみたくなりました。