猫の膀胱炎が予防できるキャットフードの選び方、食事と原因となる成分とは?

猫がかかりやすい膀胱炎を予防するキャットフードについてみてみましょう。発症すると、尿が出にくくなり、排尿時には激痛になることも、とても不快で可哀想な思いをさせることになります。普段からの食生活の中で、膀胱炎にかからないように気を付けてあげましょう。

膀胱炎

原因

膀胱炎にばい菌が入ってしまたり、結石が膀胱内を傷つけることが原因で、炎症を起こす状態です。メスは、尿管が短いので、細菌が入り膀胱炎になりやすく、オスは逆に尿管が長いので、尿路結石になり膀胱炎を併発するケースが多くあります。またストレスが原因で発症する特発性膀胱炎もあります。神経質な猫は、再発がしやすいので気を付けてあげましょう。

症状

http://www.sumire-pet-clinic.com/5763

トイレにいく回数が多い、水をよく飲む、血尿がでるなどの症状があると、膀胱炎を疑ってください。おしっこをしようとしても、なかなか出なかったり、尿の色が錆色から茶色に変わる症状もあります。放置して重症になると命の危険もある尿毒症にかかる恐れもあります。

猫は、気持ちが悪いとおしっこを我慢してしまい、ますます悪化してしまうこともあるから、普段からトイレの様子など気にしてあげてくださいね。

膀胱炎予防に有効な成分

クランベリー

引用元:https://goo.gl/s8cZcg

アルカリ性に偏ると結石を作りやすくなります。クランベリーは、尿を酸性に保ち結石ができにくくする働きがあるといわれています。また、殺菌や抗酸化作用があり、ばい菌により発症する膀胱炎を予防してくれます。

メチオニンDL

タンパク質を構成するアミノ酸の一種です。尿のPH値をアルカリ性から酸性へと導く働きがあります。キャットフードにメチオニンが含まれているものが、膀胱炎を含む下部尿路の疾患予防に向いています。

オメガ-3脂肪酸

引用元:http://goo.gl/1iCqDZ

抗酸化作用が高い成分なので、膀胱炎の原因になる細菌を抑えてくれます。炎症を起こした膀胱内部のケアに配合されています。

含有量を注意する必要がある成分

マグネシウム

引用元:http://healthil.jp/19634

尿路結石を発症すると膀胱炎を併発する確率が高くなります。ですから、結石をつくる元になるマグネシウムが多く含まれているキャットフードは要注意です。特に泌尿器科系の疾患をわずらっている猫には、与えないようにしましょう。マグネシウムは、猫にとって必要な成分ですが、含有量が少ないものを選んでください。一般的には、0.09%以下の含有量は、安心して使えるといわれています。この数値をクリアになっているかどうかを調べてください。

飼い主に人気の膀胱炎予防のキャットフード

猫の飼い主さんが市販のキャットフードで、膀胱炎の予防用に購入しているキャットフードには、どのような商品があるのでしょうか?

ロイヤルカナンのPHコントロール

引用元:http://goo.gl/mFSGus

ミネラルバランスを調整し結石を形成を抑制、健康な尿を維持するための成猫用ユリナリーケアや、0から1そして2と3段階で、結石を溶かす即効性を変え、猫の症状に合わせて選べるPHコントロールなど多種多様に対応しています。

PHコントロールの種類(食事療法食)

(単位/400kcal)

PHコントロール0ドライ マグネシウム0.05g・カルシウム0.9g・リン0.93g
PHコントロール1ドライ(チキン・七面鳥)  マグネシウム0.06g・カルシウム1.13g・リン0.72g
PHコントロール1フィッシュテイスト ドライ  マグネシウム0.05g・カルシウム0.9g・リン0.93g
PHコントロール2ドライ(チキン・七面鳥)  マグネシウム0.06g・カルシウム0.82g・リン0.81g
PHコントロール2フィッシュテイスト ドライ  マグネシウム0.07g・カルシウム1.0g・リン0.93g
PHコントロールオルファクトリードライ  マグネシウム0.08g・カルシウム1.0g・リン1.04g
PHコントロールライトドライ  マグネシウム0.07g・カルシウム1.14g・リン1.13g
PHコントロールウェットパウチ  マグネシウム0.04g・カルシウム0.6g・リン0.60g
PHコントロールフィッシュウェットパウチ  マグネシウム0.08g・カルシウム0.9g・リン0.95g

(ロイヤルカナン公式サイト参考:http://www.royalcanin.co.jp/new/vets/product_cats/ph_control/)

ぼーちゃん

尿道炎を発症した2歳すぎの猫の飼い主さんが、動物病院に勧められて購入。病院からの抗生物質と併用で4日で完治したそうです。

ヒルズのPRESCRIPTION

引用元:http://goo.gl/wf1AhM

ドライフードタイプのほかに、できるだけ水分を多くとるために、ウエットタイプを勧める飼い主さんもいます。結石の種類であるストルバイト尿石症の食事療法のキャットフードです。

ストルバイト尿石の溶解に平均4週間くらいで作用、マグネシウムやリン、カルシウムの配合を調整し、結石を作りにくくしているそうです。また膀胱炎に有効とされるオメガ-3脂肪酸も含有されています。

●ヒルズの尿路ケア商品の種類 (c/d FLUTD(猫下部尿路疾患)の食事療法 )

商品名 ケアの目的
メタボリックス™+ユリナリー 体重と下部尿路ケア用
c/dマルチケア FLUTD(猫下部尿路疾患)の食事療法
c/dマルチケアライト 肥満傾向で特発性膀胱炎、ストルバイト、シュウ酸カルシムの食事管理が必要な猫に
s/d ストルバイト尿石溶解時の食事療法に

特発性膀胱炎はストレスが原因

尿路ケア用のキャットフードを与えると同時に、再発防止のために、なるべくストレスを与えないような環境作りも大切です。

ストレスの原因としてはトイレが不潔だったり、落ち着いてできる場所がない、来客が多い、引っ越し、長時間の留守番、キャットフードを急に変えた、かまいすぎやほったらかし、飼い主の家族の喧嘩、温度変化などさまざまなことが引き金になってしまいます。

まとめ

タンパク質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラルは、猫にとっての五大必須栄養素です。結石の元になるマグネシウムや、カルシウム、リンはそれぞれ、骨の形成や強化に不可欠な成分なので、やみくもに排除すればいいというものではありません。栄養バランスがとれれていることが肝心です。

泌尿器科系の病気を患っている猫や再発を防止するためには、マグネシウムなどの含有量に注意しなければなりませんが、健康な猫の場合は、まず栄養が偏った低品質のものではなく、バランスよく猫にとって大事な成分が配合されているキャットフードを原則に尿路ケアの配慮をしてあげてくださいね。(※現在病院にかかっている場合は、獣医師の指示に従ってください。)