猫の首をつかむ3つのコツと4つメリット!なぜ、首を掴むと大人しくなるのか?

猫の首をつかむと大人しくなるという習性があるようですが、なぜなのでしょうか?爪を切るのを嫌がったり、脱走して逃げ回ったり、暴れまわる猫をどうしても捕まえたいときには、首をつかむ方法が正しいのでしょうか?猫の首をつかむ行為については、賛否両論あるようです。

首をつかむと大人しくなる

猫のうなじをつまむと大人しくなるのは、母猫が子猫を運ぶときに安全に目的地までたどりつけるために大切な行動です。この行動は、猫だけに限らず他の動物でも同じ反応が現れ、2013年に報告されたマウスの親子の行動研究で実証されています。首筋をつかまれた状態で移動している子マウスは、じっと動かなくなり、鳴き声を発することもなく心拍数も低下するといった鎮静反応があったと報告。

野生の本能で、外敵に遭遇する危険もある移動中は、母猫に協力し静かにじっとすることで生き抜くコツがDNAに刻み込まれているのでしょう。

引用元:http://nekotp.com/10331

上手につかむコツ

病気や怪我で食事の世話や薬を飲ませたり、病院へ連れて行く時など猫をおとなしくつかまえるコツは知っておいたほうがいいのかもしれません。日頃から猫に触っても嫌がられないような信頼関係を築くことが必要です。

肩のあたりをもむ

引用元:http://howcollect.jp/article/937

まず、リラックスさせ、触れられることに慣れさせましょう。猫の肩のあたりを優しくもんであげます。
●この場合、筋はつかまないように気をつけてください。首の皮と肉だけをつまみ、筋のような違和感がないことを確かめましょう。ぐりぐりすると筋は離れます。
●上手くつかめた状態で肩をもむと、猫はうっとりしてきます。
●肉が多くてつかめる場所がわからない場合は、首から始め、徐々に範囲を広げて触っていきましょう。

つかみどころが悪いと、ご機嫌ななめになるので、その時は、直ぐにストップしてね。

つかむ量を増やす

肩もみが慣れてきたら、つかむ量を増やします。この時、前足が伸びて、万歳をしているような姿勢になったら、警戒心がとけて飼い主に身をまかせている状態のようです。

首を持って持ち上げる

引用元:http://bb.bambini.boo.jp/?eid=1283281

首輪は外すか緩めて、前足が浮く程度に少し持ち上げてみましょう。つかんだときに嫌がるようだったらすぐに止めてください。すこしずつ様子を見て、慣れてきたらゆっくり上に持ち上げます。首輪をしているときは、首を締めないように気をつけてください。首が絞まると息ができなくなり苦しげにもがきます。

重い場合は、首と背中の部分の2箇所をつかむと持ち上げやすくなります。持ち上げたとき猫の後ろ足は丸く縮まり、前足はだらんと力を抜いている状態が理想的です。まさに母猫に首をつかまれたときの子猫の姿がそれです。

引用元:http://goo.gl/jhu9zP

首をつかむメリット

首を上手につかむことで猫を大人しくさせることができます。初めに猫との触れ合いで信頼関係ができた結果、飼い主も一番大人しくなる場所を見つけることができるのです。

餌や水を飲んで欲しい時

前足が軽く浮くくらいに優しくつかみます。前足がだらんと力が抜けたら放す、これを繰り返すと姿勢がだんだん低くなってきます。老齢の猫や病気の猫に、体力回復のため少しでも餌や水を口にして欲しい時に、この姿勢にさせて促します。

猫の移動が楽になる

病院に連れていくときのように移動を余儀なくする場合もあるかと思います。移動用に持つ方法はいくつかあります。
●両手で首と背中をつかむ
●首の部分を片方の手でつかみ、脇の下へ、もう片方の手を入れて下から支える。猫はこの時背中を向け、飼い主と同じ正面の方向を向いています。
●首を片方でつかみ、もう一方でお尻をささえて持ちます。
●普通に抱っこして、片方の手だけ首の部分をつまみます。

爪を切る時も便利

爪きりが苦手な飼い主も、猫が大人しくしていてくれれば、楽に爪きりができるようになります。猫の肩のあたりをしっかりつかんで持ち上げます。

お腹のチェックをしたいとき

引用元:http://goo.gl/H3j0Ls

お腹のブラッシングや、怪我や病気でチェックをしたいとき、横になっている猫をひっくり返すには、手足を持って転がすより安全でスムースにできます。方法は、首、背中からお尻の間の2箇所をつかみ一気にひっくり返します。

猫の首をつかんで持ち上げる行動は賛否両論

猫の首をつかむことで大人しくなり、色々な場面で役に立ちますが、この行動には賛同する人ばかりではありません。

反対の理由

どのような理由で猫の首をつかむことに反対をしているのでしょうか?
●掴む場所がずれると痛いし、苦しいのでかわいそうだで虐待行為である
●下手につかむと首を絞めて息ができなくなったり、神経などを痛める原因にも
●母猫が子猫を運ぶ行為で人間がすることではない

猫の平均体重は、3~5kgで、首をつかんで持ち上げる方法は猫の体に負担がかかってしまいます。母猫が子猫の襟首をくわえて持ち運ぶことがあるが、これはくわえても子猫に悪影響のない場所を本能的に知っているからで、人間には難しく、猫の首を絞めてしまう恐れも。

また、筋肉に悪い影響を与えるという説もあるので、襟首だけ掴んで成猫を持ち上げることは避けるほうがよいなどの理由が多いです。
猫の首をつかむ代わりに、前足の付け根の脇から手をまわし、片方の手で胸を支え、片方の手で後ろ脚からお尻をすくうような抱き方をすすめています。

賛成

反対に、賛成の意見も数多くあります。
●もともと親猫が子猫を安全に移動するために首をつかまえる行為なので、生き残るために子猫の本能として備わっているもの。可哀相でも残虐でもない
●猫の立場から考えると、ペットとはいえ人間とは違い野生の性格も残っています。猫は基本的には抱きかかえられるのが嫌いな生き物である

無理に抱きかかえようとするよりも、母猫と同じような方法で持ち上げるほうが、より猫にとっても安心なのではないか、体重に関しても、子猫は軽いので息苦しくはないし、成猫でも正しい首の位置をつかめ大丈夫だという意見です。

まとめ

猫の首をつかむ方法については、さまざまな見解があり、これといった結論はでません。ただ、肯定派でも、まず猫との信頼関係をきちんと築いてから行うべきだといっています。 持ち上げる前に、首の周りから初めて、触られることに慣れるまで、あせらずにマッサージなどで猫を心地よくさせてあげることが第一ステップのようです。

触られうるのに慣れたら、第二のステップとして正しい位置をつかむということです。猫はそれぞれ個体差があり、性格も違います。どの抱き方にしても、あまり無理強いをしたり長時間行ったりはしないように気をつけましょう。