猫の嘔吐が緑色。危険なサイン怖い4つの病気と対策

緑色の吐瀉物はなに?

吐瀉物が緑色になるのは、主に2つの原因があると考えれれて居ます。

食べた植物の色

植物の中には、猫にとって毒になるものも多くあります。外へ自由に行き来のできる猫だけでなく、部屋の観葉植物でも猫にとって良くない種類のものも。猫の吐いた内容物を観察してください。植物のようなものが入っているかもしれません。猫が食べては毒になるいくつかの植物をご紹介しましょう。

猫が食べてはいけない植物

●トウダイグサ科:とうだい草(別名鈴振り花)

引用元:http://photozou.jp/photo/show/176754/23561640

●ナス科:ほうずき

引用元:http://goo.gl/Nj0n1k

●シュウカイドウ科:ベゴニア

引用元:http://goo.gl/pVSXMa

●ユリ科:ヒアシンス

引用元:http://goo.gl/7O97J5

●サトイモ科:ポトス

引用元:http://topicks.jp/68450

病気により色が濃くなった胆汁

引用元:http://goo.gl/YzQ6q2

もう1つの原因は、病気により胆汁が濃くなり、通常の黄色から緑に変色したことによるものです。考えられる病気は主に以下の通りです。
●胃腸・すい臓・肝臓・腎臓などの内臓機能障害や炎症
●腫瘍

可能性の高い4つの疾患

急性胃腸炎

引用元:http://goo.gl/TNz2GY

猫の急性胃炎は、胃の粘膜に炎症が突然起きた状態をいいます。症状が1週間以上続く慢性胃炎に比べて、急性の場合は通常1週間以内で治ります。
胃に炎症が起こっていると、横隔膜や腹筋を使って胃の中身を空にしようと嘔吐します。吐き出した胃酸で食道が傷つき、「逆流性食道炎」を発症する恐れもあります。症状は嘔吐のほかに、脱水症状や吐瀉物に血が見られたりします。
●猫の急性胃炎の主な原因
急性胃炎の原因として最も多い誤飲誤食:猫が食べてはいけない毒物や植物などを摂取
さまざまな寄生虫:回虫やフィサロプテラ(胃虫)
感染症:ウイルスや細菌の感染
薬剤 :胃炎を引き起こす薬
●急性胃炎の治療
猫が異物を飲み込んだ場合の処置:固形物の場合は、吐き気を起こす薬や内視鏡と鉗子(かんし)で異物を取り除く、液体は胃洗浄や吸着剤の投与を行います。
12時間の絶水と24時間の絶食:体力のある猫は、食事と水を絶つことで傷ついた胃を休めます。12時間後、少量の水を与え始め、その後消化のよい食事を与えます。
輸液や点滴:輸液で嘔吐により失った体液を補給、重症な場合は点滴を行います。
胃炎の原因である基礎疾患の治療:寄生虫や感染症などが原因で胃炎を引き起こしている場合は、体内除去の治療が施されます。

餌や水をうまく飲み込めない場合は、急性胃炎と同じような嘔吐の症状があります。見分けるコツは、吐くときのお腹の動きです。大きく伸縮させながら胃の内容物を吐き出している場合は嚥下困難によるものです。

急性すい炎

引用元:http://goo.gl/bO2xHa

血糖値のコントロールと栄養分を消化する役目をするすい臓に炎症が起きた状態です。
急性すい炎は、突然発症する病気です。昨日まで元気だった猫が今日急性すい炎になる可能性が。嘔吐のほかに下記のような症状がみられます。
急性すい炎の症状
▼元気がなく食欲不振
▼下痢や腹痛
▼黄疸
▼腸が閉塞(へいそく)
▼膵外分泌不全症:外分泌の機能障害におちいり、消化酵素が十分に働かなくなります。
▼肺に水が溜まる肺水腫
▼昏睡状態に陥る
●すい炎の4つの原因
▼遺伝:猫種では比較的シャムが多く、7歳ごろに発生しやすいそうです。
▼感染症:猫伝染性腹膜炎、トキソプラズマ症などの感染症が原因で発生します。
▼基礎疾患:脂肪肝、胆管肝炎が原因で、すい臓が悪化してしまう場合が。
▼腹部への外傷:落下や事故により、強い衝撃が腹部に当たると膵臓が傷つき急性炎症が発生。最悪の場合こん睡状態のまま死に至ることもあります。
●主な3つの治療方法
症状を軽くするための対症療法
輸液、制吐剤、鎮痛剤、絶食など:食べ物を受け付けない場合は入院をして、腸内にカテーテルと呼ばれる細い管をいれ、栄養分を取り入れます。病気の原因を取り除くよりも、症状を和らげる治療法です。
すい炎が悪化した場合は外科手術
おなかを切って胆嚢の管の目詰まりを治す手術です。
肥満の猫は食事制限
太り過ぎは、すい炎をさらに悪化する恐れが。体重を減らすためにダイエットを行います。

急性胆管炎

引用元:http://goo.gl/F3tYDC

胆汁を運ぶための管である胆管が炎症した状態です。胆管だけでは、ほとんど症状が見られませんが、肝臓と繋がっているので、炎症が広がる恐れが大。肝臓まで炎症が広がる(胆管肝炎症候群)と、さまざまな症状が現れます。
●主な胆管肝炎症候群の症状
食欲不振や体重の減少
歯茎や白目が黄ばむ黄疸や発熱
嘔吐や下痢
脂肪肝の併発
●猫が胆管肝炎症候群にかかる原因
この病気の原因は、炎症細胞によって化膿性非化膿性の2つに分けらます。化膿性の場合は急激に症状が悪化し、非化膿性の場合は軽い症状が長く続きます。
化膿が原因
肝臓や胆管が細菌に感染することが原因で発生します。感染する菌は、大腸菌・β溶血性レンサ球菌・クロストリジウム・クレブシエラ・アクチノミセスが代表的です。
化膿が原因ではない場合
胆石や胆管閉塞、すい炎、慢性間質性腎炎など別の臓器の疾患が原因で併発してしまいます。

ヒマラヤン、シャム、ペルシャは比較的かかりやすい病気だそうです。
●胆管肝炎症候群の治療法
化膿性の胆管肝炎
急性の症状がでますので、輸液などで脱水症状を防ぐ応急処置を行います。その後抗菌薬と、胆汁の分泌を促すための薬がおよそ2ヵ月間投与されます。治療法が猫にとって適切であれば治癒します。不適切な場合は糖尿病、胆嚢障害、非化膿性胆管肝炎、脂肪肝に進行してしまう恐れもあります。胆管が閉塞している場合は緊急手術をします。
非化膿性胆管肝炎症候群
脱水症状が見られる場合は、輸液を行います。他の臓器が何らかの病気に侵されている場合がほとんどなので、その病気の管理を優先します。残念ながら完全に治ることは少なく投薬治療を一生涯続ける可能性も大です。

猫伝染性腸炎

引用元:http://goo.gl/TQXpNF

三種混合ワクチンの予防接種を行えば感染の心配はありませんが、パルボウィルスが原因で起こる伝染病です。嘔吐のほかに下痢、食欲不振、高熱の症状があり、子猫の発症率が高く死にいたるケースが多い恐ろしい病気です。発症から重篤な症状に至る時間が短いので、気がついた時は手遅れの場合も。要注意です。

まとめ

今回は、緑色の嘔吐に焦点をしぼりましたが、そのほかにも黄色や茶色の場合も多くみられます。茶色は、消化された猫の餌の色の場合もあります。黒褐色っぽい茶色は血が混ざっている時もありますので要注意です。多くの場合黄色・茶色・緑は胆汁の色が原因だそうです。嘔吐の後様子をみて、元気がないようでしたら病気のサインの可能性が大です。注意して観察しおかしいようでしたら、すぐに病院に連れていきましょう。また猫が食べてはいけない植物も緑色の嘔吐の原因、気をつけてくださいね。