猫が嘔吐を繰り返す。毛玉がないのに吐く原因は?高齢の猫の嘔吐は病気の兆候かも

飼い猫が、以前に比べなんとなく変わってきたと感じる事はありませんか?それは、もしかしたら年を取ったということなのかもしれません。たとえば、最近「よく吐くようになった」もしくは「吐かなくなった」なんてことも。

長年連れ添ってきた猫が高齢になると色々心配な面も増えてきますね。今回は猫の嘔吐について焦点を絞って、高齢と嘔吐という行為の関連性について調べてみます。

猫が年を取るとは

猫の平均寿命は、食べ物や生活環境の向上などの理由で昔に比べると長くなっているようです。平成27年度の「般社団法人ペットフード協会」の調査では、猫全体の平均寿命は15.75歳となっています。

そもそも猫は何歳くらいから老齢と考えていいのでしょうか?老化のサインがいくつかあるようです。

眠る時間の増加

猫の睡眠時間は平均15時間といわれる程よく寝る動物ですが、若い頃は走り回る時間も多く「よく寝る・よく遊ぶ」なのですが、年を取ると歩いていることが多くなってきます。眠ることは悪いことではないので、そっとして寝かせてあげましょう。

引用元:http://goo.gl/nssDHw

静かな環境で安心して寝られることでストレスもなくなるよ。

伸びやすくなる爪

年を取ると運動量が減るので身体を動かす時間も少なくなります。そうすると爪も摩擦が少なく伸びやすくなります。伸びすぎると爪が曲がり肉球を傷付ける場合があるので、定期的に爪をカットしてあげましょう。

引用元:http://tetoan.com/cat-breed/ingrown-nail/

五感の反応が鈍くなる

匂いを嗅いでえさやトイレを判断しているので、嗅覚が鈍るとトイレの粗相や餌を上手に食べることができなくなる場合もあります。

聴力も低下し、飼い主が呼びかけても反応しなくなることがあります。物にぶつかったり、歩き方がふらふらしていると目が見えにくくなっている証拠かもしれません。

毛艶がなくなる

人間と同様に猫も毛の状態が変わってきます。艶が悪くパサパサしてきたり、薄くなったりします。毛づくろいも上手にできなくなるので、その時はブラッシングでサポートしてあげましょう。

引用元:http://peco-japan.com/10154

高齢猫が毎日吐く毛玉は大丈夫?

年を取ってから猫が毎日のように毛玉を吐くと心配という飼い主の声も聞きます。高齢になると胃腸器官も弱くなり、お腹が空きすぎたり反対に消化不良で吐くことも多くなるそうです。嘔吐物の中に毛玉が見られるようでしたら心配はありません。

むしろ毛玉が出ないほうが心配です。年を取ると毛も抜けやすくなるので、普段よりよく吐きだすことも想像できます。

逆に高齢により体力も落ち、吐こうとしても吐けなくなる場合もあります。通常便通でも毛玉は排出されますが、食欲がない、元気がないなど身体の調子がおかしいときは、高齢といことも考慮して動物病院で見てもらうことも一考です。

引用元:https://goo.gl/QluT7g

高齢猫にとっての吐く行為

毛玉が出ている限り猫の嘔吐は心配がないとはいえ、高齢の猫にとっては吐くという行為は、体力を使うし、胃腸にも負担をかけます。毛玉を体内から出すために吐いている場合は、体内の毛玉をなるべく便と一緒に出す手助けをすることもできます。毛玉ケアのキャットフードや毛玉排出用サプルメントがあります。

・毛玉ケア用キャットフード

引用元:http://www.ecj.jp/U1301.doit?goods=1542532

・ペースト状のサプルメントを猫の口の周りに塗って舐めさせます。

引用元:http://store.ponparemall.com/fujix/goods/4994527858205/

・猫のフードに混ぜて

引用元:https://www.qolqol.com/product.asp?CD=AP18630

・柔らかいおやつならシニアの猫にもOK

引用元:http://www.avel.ne.jp/products/detail.php?product_id=1771131623

嘔吐に毛玉がない

吐くという行為では、なにを吐いているかを観察することが大切です。毛づくろいで飲み込んだ毛を一緒に吐いている場合は、まず大丈夫ですが、嘔吐物の内容により病気の疑いも考えられます。

  • 回虫が見つかる
  • 餌を食べると必ず吐く
  • 薬品臭がする
  • 吐こうとするが吐けない。何もでない
  • 血が混ざっている。
  • このような症状が見られたら獣医師に見てもらいましょう。

高齢の猫と嘔吐の関係

猫の寿命が延びることは嬉しいことですが、その反面、高齢が原因でかかりやすい病気も増えてきました。その中から嘔吐と関係のある病気についてまとめてみました。

肝臓疾患

嘔吐の症状のほか、食欲不振・毛が変色する、ぱさつく・脱水と下痢・黄疸などあれば、肝臓疾患が疑われます。沈黙の臓器と呼ばれる肝臓は、疾患があっても症状が出るのに時間がかかります。肝臓病の原因としてウィルスなどの細菌感染などがありますが、高齢になり免疫力が低下すると若い頃に比べると感染もしやすくなるのでしょう。

肝臓病の顕著な症状が出た場合は、すでに重症で治療の施しようがない場合もあるので、食欲がない、寝ている時間が多すぎるなどおかしいなと思ったら、病院に連れていきましょう

ガン(腫瘍)

ガンも猫の老化とともに発症率が高くなってきます。肝臓病と同様に免疫力の低下が大きな原因の1つです。嘔吐という症状のほかに、しこりが見つかる・痩せてくる・食欲不振・下痢・気力がなくなる・尿量が多くなり、よく水を飲むなどが現れたら、ガンの疑いがあります

高血圧

高血圧になると、よく吐くようになります。なんとなく、痩せてきたり元気がない、食べない、便秘気味だという場合は高血圧が疑われます。

腎臓疾患

高齢になると腎機能がかなり衰えてきます。腎臓は体内の毒素を排出する働きがありますが、機能が弱くなると、体内に毒素がたまり、気分が悪くなってよく吐くようになります。

症状として、よく水を飲むようになります。食べ物だけでなく、水を飲んで大量に吐くようでしたら、腎不全の可能性が高くなります。すぐに動物病院に連れていきましょう。

引用元:http://allabout.co.jp/gm/gc/69142/2/

まとめ

猫も人間と同様に、年を取るとだんだん身体に不調が現れます。高齢になると胃腸機能の低下よりよく吐くようになったり、逆に体力の低下でよく吐けなくなったりとさまざまですが、どちらも、キャットフードやブラッシングなど日頃できる健康管理と体調チェックなどで改善できます。

言葉が喋ることができないからこそ、少しでも猫の気持ちに沿ったケアを心がけてあげたいですね。