猫がいびきをすると疑われる病気と5つの原因。対策をして健康猫ちゃんに

皆さんはいびきをかく猫の姿を見たことがありますか?

無防備で安心しきった天使のような寝顔。
疲れた私たちを心底癒してくれますよね♡

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ただ、そのいびきが「ゴ~ゴ~」と言う大きな低音だったらどうでしょう。

この場合は注意が必要です!
何か病気のサインかもしれません。

では、猫がいびきをする際に疑われる病気とその原因について考えていきましょう。

猫の正常ないびきと原因

いびき(鼾)は、狭くなった上気道が呼吸時に擦れて出す音。睡眠時や脳梗塞で失神した時などに発生する事がある。

引用:ウィキペディアhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%84%E3%81%B3%E3%81%8D

いびきは、鼻や咽頭を空気が通るときに振動して起こる音で、その原因は気道が細くなり空気の流れが悪くなるためです。
猫の場合は、鼻腔内部が狭くなることでいびきをかきます。

後でご紹介する元々鼻腔の狭いタイプの猫ちゃんは、異常がなくてもいびきをかきやすいですね。
「クークー」「スピースピー」と小さな高音であれば、特に問題はありません。

猫でいびきをかきやすい品種

いびきをかきやすい猫は、ペルシャ、ヒマラヤン、エキゾチックショートヘア、スコティシュ・フォールドなどいわゆる「鼻ぺちゃタイプ」の品種です。

こう言った最近人気の高い猫たちは、元々鼻腔狭窄傾向があるためいびきをかきやすいと言えます。

Raysin170[1]エキゾチックショートヘア
引用:http://doubutsuiine.tank.jp/iine/?p=191

このようないびきだったら病気のサインかも?

いびきには2種類のタイプの音がある

(1) 「クークー」「スピースピー」高音で小さいタイプ
(2) 「ゴ~ゴ~」低音で大きいタイプ

(1)の場合に考えられるのは、鼻水やポリープなど鼻腔内の異物です。
ほとんどの場合がこのタイプで、音も小さいので「可愛いなぁ」くらいで心配ありませんが、問題は(2)のタイプです。

このように大きないびきをかく場合、肥満や何らかの病気が原因かもしれません。
疑われる病気とその原因について考えていきましょう。

猫風邪

猫風邪の種類

「猫風邪」と呼ばれる感染症には次のような種類があります。

・猫ウイルス性鼻気管炎
・猫カリシウイルス感染症
・猫鼻気管炎(ヘルペス)ウイルス
・クラミジア・フェリス

猫風邪がいびきの原因になるメカニズム

感染症にかかると、鼻の粘膜が炎症を起こすため鼻炎になります。

このとき腫れや分泌物があると鼻腔内が狭くなります。

いびきをかいたり、鼻水が出ることがあります。

室内飼いの猫でも、外に出す場合は注意が必要です。
なぜなら、外猫の8割から9割が猫風邪の原因となるウイルスや細菌に感染しているからです。
外に出すことはこう言った外猫と接触することにつながります。
そのため十分な注意が必要です。

また、猫も人間同様、年齢を重ねるにつれて体力や免疫力が衰えます。
ですから若い頃に比べるとそれだけ感染症にかかるリスクは増えます。
特に症状が見られなかったとしても、高齢の猫がいびきをかき始めた場合は、感染症による病気も考えられます。

軟口蓋過長症(なんこうがいかちょうしょう)

軟口蓋と言うのは、上あごの奥にある膜状の組織です。

この軟口蓋が長いと呼吸時に振動が起きるため、いびきをかきやすくなります。
普段の呼吸が苦しそうだとか、食べ物がつかえて飲み込みにくいなどの場合は、早めに受診
しましょう。

猫ウイルス性鼻気管炎

猫ウイルス性鼻気管炎は、猫ヘルペスウイルス1型(FHV)を原因とする上部呼吸器感染症です。
目や鼻、口等に症状が出るのが特徴で、別名「猫インフルエンザ」とも言われます。
このウイルスは低温を好むため、外気に触れる比較的体温の低い目や鼻や口から感染しやすいのです。

気管虚脱

気管虚脱とは

筒状をしている気管が潰れて呼吸ができなくなる病気です。
老齢の小型犬に多い難病で、通常は頸部から始まり徐々に胸部へと進行していきます。

気管虚脱と間違われる病気

気管虚脱は下記の病気と症状が似ているので注意が必要です。

・逆くしゃみ症候群
・軟口蓋過長症
・心不全
・肺炎
・気管支炎
・気管炎

気管虚脱は進行性の病気で気づかないうちに症状が進行しています。
もし気になる症状があれば、早めに獣医さんに相談してください。

猫のいびきの対処法

短頭種の猫がいびきをかきやすいことは前述の通りです。
もちろん、健康な猫であれば多少のいびきはかくことがあります。
でもそのいびきが次のような場合には何か原因があるはずです。

・睡眠中大きないびきをかく
・起きているときにも雑音が混じる

このように少しでも気になる症状に気づいたら、重篤な病気である可能性があります。
早めに獣医さんに相談しましょう。

いびきを放置するのは良くない

前述のような気管虚脱は、進行性の病気です。
若いうちに病気が始まり高齢になって症状が出ることもありますが、放置すればそれだけ病気が悪化します。

また、下記のような病気の場合、急にいびきをかき始めることがあるので注意が必要です。
・鼻腔内腫瘍
・心筋症

特に心筋症は初期症状に気づかないことがあります。
最近元気がないなどと思っているうちに病気が進行している可能性があります。
いずれにしろ病気が進行してしまわないうちに早めに受診しましょう。

ペット病院に連れて行く

ところで、皆さんにはかかりつけのお医者さんがいますか?

同じように猫たちにもお世話になっている獣医さんがいますか?
もしいなければ、口コミなども参考にして
まずは信頼のおける獣医さん探しから始めてください。

万一の時はもちろん、健康診断やワクチンの接種など
これからペット病院にお世話になる機会があると思います。

ただし、なかなか原因がわからない場合、セカンドオピニオンもあることを心にとめておきましょう。

セカンド・オピニオン(英: Second opinion)とは、よりよい決断をするために、当事者 以外の専門的な知識を持った第三者に求める「意見」、または「意見を求める行為」の ことである。

引用:ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%94%E3%83%8B%E3%82%AA%E3%83%B3

exam[1]
http://ai-vet.net/hospital.html

急に大きないびきをかき始めた・・・
ここのところ食欲が落ち元気がない・・・

気になる猫の症状は見逃さず、こまめにペット病院に連れて行くようにしましょう。

肥満が原因の場合はダイエットが必要

肥満が原因で猫がいびきをかく

肥満

空気の通り道が狭まる

いびきをかく

このように肥満が原因で猫がいびきをかく場合があります。
また、心臓肥大により気管支を圧迫した場合も同じようにいびきをかくので注意が必要です。

肥満が原因の場合はダイエットを

「ライト 肥満傾向の成猫用」などと表示されたフードがあります。
猫の体重に応じて決められた量を守って与えてください。
一日分のフードを小瓶に分けて、一日数回与えるようにします。

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室内飼いの場合は運動量も限られます。
ストレスを軽減するためにも、猫が動ける空間づくりや遊びを工夫することが大切ですね。

病気になってお互いが辛い思いをしないためにも、日頃から猫の適正体重を維持しましょう。

猫は言葉を話すことはできませんが、コミュニケーションを取ることは可能です。
猫の体調管理は日々の生活の中で、ぜひ飼い主さんが把握してください。

感染症の場合は薬や手術が必要なケースも

感染症の場合、抗ウイルス剤の投与などそれぞれ原因に合わせた治療を行います。

・ヘルペスウイルス→抗ウイルス剤の投与
・カリシウイルス→インターフェロンの注射や点眼、点鼻
・クラミジア→抗生物質の投与

また、鼻腔内腫瘍の場合、放置すれば命に関わる危険性があります。
すぐに獣医さんに相談してください。

まとめ

猫がいびきをすると疑われる病気とその5つの原因についてまとめました。

猫のいびきに関連する5つの原因
・猫風邪
・軟口蓋過長症
・猫ウイルス性鼻気管炎
・気管虚脱
・肥満

また、いびきの対処法などの記事は参考になりましたでしょうか?

猫は大切な家族です。
生活の中で気づいたサインを見逃さないでください。
どうかできるだけ健やかに暮らせますように・・・