猫の熱中症対策と原因と症状。耳が重要?室内の暑さ対策はこちら

これから夏に向けて、ニュースでも話題になるのが「熱中症」。人間だけではなく、猫もかかる病気なのです。蒸し暑い日の外出中、留守番の猫が暑さでぐったり弱ってしまうなんてことにも。熱中症とはどのようにして発症するのでしょうか?

猫がかかる熱中症

熱中症とは、体に熱がたまり、外へ逃がすことができなくなる状態です。猫は人間のように汗をかき体温を下げることができないので、パンティングと呼ばれるあえぎ呼吸によって体にたまった熱を放出します。

汗による体温調節と比べると、冷却作用は劣り、体の中に余分な熱がたまりやすくなります。最悪のケースでは死に至ることもあるので、油断は禁物です。

気になる症状

熱中症だと見分ける症状はどのようなものがあるのでしょうか?

1.体温が40度以上

急に体温が上昇するために次のような症状が現れます。

  • ぐったりして元気がない
  • 口を開けて、ハァハァとあえぐように呼吸をする
  • 食欲がなくなる
  • よだれが流れ出る
  • 歩くともたついたり、ふらふらしている
  • 目や口の粘膜が充血してくる
  • 下痢や嘔吐

    引用元:http://plaza.rakuten.co.jp/ginryutama/diary/200810180000/

2.状態が悪化した場合の症状

  • 筋肉のふるえ
  • 意識がもうろうとして、呼びかけに反応しなくなる
  • 失神や痙攣
  • 吐血・血便・血尿などの出血症状が出る
  • 呼吸困難によりチアノーゼが見られる
  • 血圧の低下や血流が悪くなるショック症状
  • 最悪の場合は死に至る

熱中症の原因

熱中症になる原因は、気温、湿度、風通しに関係しています。気温が30℃、湿度が60%以上が続き、風通しが悪い状況に置かれると熱中症にかかる可能性が大。例えば、どのような状況が考えられるのでしょうか?

考えられるケース

閉め切った部屋に閉じこめられる
夏の蒸し暑い時期に、風通しが悪い部屋で冷房もなく長時間閉じ込められた場合、熱中症になる可能性が高くなります。

●蒸し暑い日に車の中に置き去りにする
日差しの強い日の車内は急激に温度が上昇します。エアコンをつけていない状態だと短時間でも熱中症になる恐れが。窓を少し開けても、エアコン無しでは、換気が十分ではありません。置き去りにされた車内での猫は、緊張でさらに体温が上がってしまう可能性が高いので危険です。

●狭いキャリーケースで連れて行く
キャリーケースに入れたままの移動も、熱中症の原因に。キャリーケースのなかは、思った以上に狭く蒸し暑くなります。閉じ込められて見知らぬ場所の移動は、大きなストレスに。体温が急上昇し、さらに温度が高くなることも考えられます。

暑い日の移動は避けてくれると嬉しいな

引用元:http://a-hello.sakura.ne.jp/diary2012/diary-201207_08-14.html

熱中症に罹りやすい猫

猫の特徴で熱中症に罹りやすい場合があります。

●鼻がぺちゃんこの短頭種
ペルシャなどの鼻のつまった猫は、短頭種といいますが、構造上、スムースに呼吸がしづらくなっています。暑い日には、特に症状は悪化するので熱中症になりやすいそうです。

引用元:http://maruta.be/moko83/archive/200904

●太っている猫
肥満気味の猫は、皮下脂肪が原因で体に熱がこもり、また心臓にも負担がかかりやすくなります。太りすぎの猫の首まわりにの脂肪は、気管を圧迫、また内臓脂肪は胸の呼吸機能の低下の原因にも。呼吸機能が低下すると体温調節が難しく、発症しやすくなります。

●子猫や老齢の猫
子猫は、体の生理機能が未発達であり、高齢の猫は、逆に衰えていることが原因で、体温調節が上手くできなくなる場合も。暑さに弱く、熱中症になりやすいといわれています。

●持病がある猫

呼吸器系や心臓に病気を抱えている猫は要注意です。

●寒冷地の猫

メインクーンなど原産が寒い地方の猫は、特に暑さに弱いので、熱中症にかかりやすいようです。

 

熱中症の3つの処置

熱中症が疑われる場合は次の処置をとりましょう。

1.体を冷やす

まずは、体を冷やす必要があります。日陰やエアコンが効いている部屋など風通しのよい涼しい場所に寝かせ、冷水で濡らしたタオルで全身を包み霧吹きで水を噴きかけましょう。アイスノンなどを首筋やわきの下に当てます。体温を測り39℃まで下がったら冷やすのをやめましょう。体温の冷やしすぎに注意してください。血管がそのままだと収縮するのでマッサージも忘れずに行って下さい。

引用元:https://derofami.com/1561

2.水を与える

スポイトや針なし注射器で水を口の間から入れます。脱水症状の可能性が大なので、水分補給が必要です。

引用元:http://nekowan800.blog101.fc2.com/blog-entry-3873.html

※症状が重い場合は、時間をかけずに、即刻病院に連れていったほうがいいでしょう。

3.獣医師の診断を受ける

首を自然な形に伸ばした状態にすると、呼吸が楽になるようです。猫の体を冷やしながら早急に動物病院に連れて行きましょう。

熱中症に罹らないように気をつけること

熱中症の予防についてみてみましょう。

猫の快適温度と湿度

温度は20~23°C、湿度は50%ほどが、猫にとって快適な環境だといわれていますが、温度はエアコンをドライか28℃で設定してもOKのようです。除湿機能があれば、実際の温度より涼しく感じることができますね。扇風機は足などを挟まれると危ないのでカバーをするなど工夫しましょう。

外出時に十分の水を用意

夏場は水分補給が大切です。猫が留守番をするときは、水を十分に用意しておくといいでしょう。水道の蛇口をほんの少しだけ出しておくと、万が一水の入った容器をひっくり返しても、水分は補給できます。

引用元:https://www.necoichi.co.jp/Blog/1059

風通しを良くする

お風呂場や日の当たらないフローリングの部屋などの戸は開放して風通しを。市販の熱中症対策グッズひんやりシートジェルマットを置いておくのも一案です。

引用元:http://peco-japan.com/51846

こまめなブラッシング

ブラッシングをすることで毛の間にこもっている熱を外に出します。特に長毛種は毛の構造が二重になってるので、特にまめにしてあげましょう。

まとめ

人間も猫も、家の中でも熱中症にかかります。猫は、特に汗をかいて体温を下げる機能がない上毛が密集していますので、いっそう暑さ対策を考える必要がありそうです。

真夏日などの蒸し暑い日に、密閉した場所に閉じ込めないように気をつけましょう。