猫の去勢と避妊手術はメリット?デメリット?知っておきたい7つのこと。

猫の不妊手術を考えている飼い主も多いことだと思います。今回は去勢・避妊手術を行う上で、どのようなメリットとデメリットがあるのかを知ることで、飼い主として気をつけたいことをみてみましょう。

不妊・去勢手術の本来の目的

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本来は、望まれない妊娠による不幸な動物を増やさないために行われていた手術です。雄では精巣を摘出する去勢手術を、雌では卵巣および子宮を摘出する不妊手術のことをいいます。手術後は生殖機能が完全に働かなくなり妊娠のリスクを取り除くことができます。

近年は、妊娠の予防だけではなく、性ホルモンによる疾病を予防することや、性的問題行動を抑制する目的で行われています。

不妊手術のメリット

望まない子猫を増やさない

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無計画な妊娠で子猫を増やしてしまい、不幸な処分を決断しなくてはならない精神的な苦痛から開放されます。平成26年度の調べでは、成猫と子猫を合わせて、およそ8万匹が殺処分になりました。猫は多いときには、5匹以上の子猫を出産します。子猫の貰い手が見つからないからと、安易に見捨ててしまう飼い主がいるのも事実です。不妊手術を受けることで、このような不幸な出来事を防止することができます。

性ホルモンによる病気の予防

●予防できるオス猫の病気

・前立腺の病気
・精巣や肛門周辺の腫瘍

●予防できるメス猫の病気
・乳ガン
・乳腺炎
・子宮内膜炎
・子宮蓄膿症

発情期などによる問題行動を軽減

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オス猫はメスの発情期に反応して、大きな鳴き声を出します。マンションなどの集合住宅では、近隣への騒音問題になることも。また、他のオスへ攻撃的になったり、縄張り意識のマーキングをしたり、外へ脱出する危険もあります。

原因は、性ホルモンによるものだと考えられています。不妊手術は、これらの問題行動を押さえることができます。脱出の欲望を抑えられるので、伝染病や交通事故の予防にも。ただし、一度これらの行動を学習してしまうと、手術を行っても抑制できにくくなるので、できるだけ早いうちに手術を行う必要があります。

発情の時期に欲望抑制によるストレスから開放され、精神的にも安定できるといわれています。

不妊手術のデメリット

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●全身麻酔のリスク
麻酔に対するリスクです。不妊・去勢手術は、全身麻酔を必要とします。手術は、比較的簡単ですが、麻酔に対するリスクは全く無いわけではありません。中には麻酔に対してアレルギーがある場合もあるので、全身麻酔に関しては十分慎重に。

●術後の肥満
手術後、基礎代謝率の減少により必要なカロリーが減りますが、食欲は変わらないか増加する傾向にあります。その食欲にあわせて食事を与えていると、結果は見えていますよね。
不妊・去勢手術後に一定の食事量、適度な規則正しい運動により、体重維持ができ、過度の肥満予防できるといわれています。食べ物を好きなだけ与えたら体重も増えますが、一定に規則正しく与えると、過度に体重は増えないということです。

いったん肥満になると、体重を減らすことは大変だから気をつけてね。

●縫合系のアレルギー反応

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メス猫の手術で、卵巣と子宮の血管を縫合するために使われている絹糸は、異物反応が過剰に起こる可能性があります。オス猫では鼠径部(そけいぶ)や大腿部の内側から、メスは、脇腹や外陰部から体液が漏れる場合があります。

抗生物質の投与で一時的に治りますが、中止すると再発します。最近は、縫合糸に対しての異常反応を予防するために、絹糸ではなく反応が起こりにくい吸収糸を使うようになってきましたが、手術を受ける場合は、一応確認したほうがいいでしょう。

●手術後に発情の兆候が
不妊手術を受けた後に、発情兆候がみられる猫がいます。考えられる原因は、卵巣の取り残しの可能性があります。また、卵巣のあるべき部分以外のところに卵巣がある場合が報告されているそうです(卵巣遺残症候群)。卵巣が完全に摘出されないで残っていると、子宮蓄膿症を起こしてしまう可能性があります。手術の後、発情兆候が見られる場合もあり、再手術の必要になるかもしれません。

まとめ

不妊手術を行うかを決める上で、飼い主の猫との生活をいかに暮らすかが大きな鍵になっているようです。近隣と密接している住宅環境か、田舎の広い敷地で近所との距離が離れているか、子猫が増えても問題なく飼うことができる時間と経済的な余裕があるか?発情期に起きる問題行動に対処できるかなど、さまざまな観点から、方向性が決まってくるように思います。