猫が血尿する原因と疑いのある7つの病気。オスとメスでは病気が違う?

引用元:http://momosan.hateblo.jp/entry/2015/06/10/%E7%8C%AB%E3%81%AE%E5%81%A5%E5%BA%B7%E8%A8%BA%E6%96%AD%E3%80%81%E6%96%99%E9%87%91%E3%82%84%E6%A4%9C%E6%9F%BB%E5%86%85%E5%AE%B9%E3%81%AF%EF%BC%9F

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猫の尿は普段濃い黄色ですが、それがある日いきなりピンクがかった色や、黒ずんだ色に変化することがあります。これが血尿です。
意味もなく数日で治ることもあり、重大な疾患を抱えている可能性もあります。
血尿に気づいたら、すぐにお近くの動物病院に相談する必要がありますが、どんな病気にせよ、あらかじめ血尿の出る病気を知っておくと、猫の他のサインにも気づくことができます。今回は、血尿の出る病気にはどんなものがあるのか、オスとメスではどう違うのかをお教えします!

猫が血尿!どんな病気なの!?

引用元:http://nekogazou.com/rosib22/

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猫の血尿には色々な理由があります

猫の血尿、とひと言でいっても様々な理由があることと、重要な病気につながる危険もあるので、すぐお近くの動物病院にかかることをお勧めします
でも、まず飼い主さんが冷静に判断するためにも、血尿の原因となる病気の種類を知っておくことも大切でしょう。
血尿が出る病気の主なものとして、以下の7つの病気があげられます。
1.膀胱炎・・・人間と同じ病気ですが、猫がかかるタイミングや状況は少し違っています(次の項で詳しく説明しますね)
2.下部尿路症候群(または泌尿器症候群)・・・いわゆる尿結石のことです。ミネラル成分が結晶化してしまって膀胱内を傷つけたり、詰まったりするもので、オスに多い病気ですが、メスがなることもあります。
3.猫下部尿路疾患・・・尿結石が原因の場合もありますが、体内のミネラルバランスが崩れてしまったときに起きます。体質や、ストレスが原因の場合もあります。
4.膀胱の腫瘍(ガン)・・・猫のガンのことで、シニア猫に多くかなり深刻です。手術や場合によっては死に至る可能性もありますので、早めの処置が大切です。
5.玉ねぎ中毒・・・猫にネギ類は食べさせてはいけないのことは有名ですが、誤って食べてしまって血中の赤血球を破壊してしまうと、血尿が出る場合があります。
6.熱中症・・・これも人間と同じ病気ですが、汗をかくことができない猫にとっては、命取りにもなりかねない非常に危険な病気でもあります。特に血尿が出るまでいくのは相当進行した状態です。
7.間質性膀胱炎・・・1と似ていますが、膀胱炎が粘膜の炎症なのに対し、こちらは粘膜の下部分が炎症を起こします。これについては原因が分かっていないことが多いです。
このように、ざっと書いただけでも多くの理由があることがわかります。
では、次の項では、それぞれの詳しい症状と原因についてお話していきますね。

猫の血尿の病気の症状と、対処方法は?

1.膀胱炎

尿に細菌が入って起こる病気ですが、人間や犬と違い、猫の尿は細菌が繁殖しにくいので普通であれば原因としては少ないのですが、猫の健康状態によっては可能性があります。
症状としては、よく水を飲む、尿を出す、トイレに何度も行くのに出なくい様子で落ち着かない、などがあります。尿が濁った色になった場合も要注意です。
治療はたいていは薬でなんとかなりますが、放置してひどくなると、膀胱の洗浄や手術になることもあるので、早めに発見してあげたい病気です。

2.下部尿路症候群(または泌尿器症候群)

上にも書いたように、尿結石と呼ばれる病気です。オスの猫に多いのは、オスの尿道は長く先が細いために結晶が詰まったりしやすいからです。メスの尿道は太く短いですが、場合によってかかるときもあるので、やはり注意は必要です。
尿が出にくくなり、頻繁にトイレにいったりします。尿道に石が詰まると、尿毒症や急性腎不全を起こして命に関わる危険もあります。繰り返し吐いたり食欲がなくなったり、尿が乾いた跡にさらさらした結晶のようなものがあるときは、下部尿路症候群の可能性が高いです。この病気は今まで元気だったのに急になってしまったりすることも多いので、定期的な尿検査の検診で兆候を見ておくと良いでしょう。
メスがこの病気になる場合、頻繁に尿をしたり血尿が大量に出たりしますので、緊急で動物病院に連れて行くことが肝心です。

3.猫下部尿路疾患

ミネラルバランスが崩れ、極端に酸性やアルカリ性が強くなると起きる病気です。
頻繁にトイレにいくが尿が出ていない様子、排尿のときに痛みで鳴く、別の場所でも尿をしたりもします。
一番の原因は、食事の栄養が偏りすぎていることが多いです。猫の尿は弱アルカリ性なので、バランスのとれた食事をあげるようにしましょう。また生まれつきの体質だったり、ストレスが原因の場合もありますので、多頭飼いでその猫にストレスがかかっていたり、飼い主さんとの関係に問題がある場合もありますので、それらの改善によって治ることもあります。

4.膀胱の腫瘍(ガン)

これも人間と同じで、ガンが膀胱に出来てしまうものです。シニア猫に多い病気ですが、犬や人間に比べると猫がなる確率は低いと言われています。
血尿が出て食欲が落ちていきます。放置すると他へ転移したりしますので、やはり動物病院で早期発見が大切になります。

5.玉ねぎ中毒

ネギ類を猫が誤って食べてしまった場合に起こることがあります。ネギに含まれる成分が猫の血中の赤血球を破壊してしまい、ひどい貧血を起こしたり血尿が出たりします。
普通の血尿だけでなく、尿が黒ずんだときも可能性が高いです。元気がなくなって吐いたり下痢の症状がある場合もあります。

6.熱中症

これも人間や犬を含めた他の動物もなる病気ですが、体が小さく汗のかけない猫は、症状が一気に悪化するので注意が必要です。
最初はハァハァと口を開けて息が荒くなり、ひどいとよだれを垂らしたりします。吐き気、下痢などがあってその後に血尿が出るので、その頃にはかなり病状が進んで危ない状態です。一刻も早く動物病院での治療が必要となりますので、夏場や車の中などでの猫の状態はよく注意してあげてくださいね。

7.間質性膀胱炎

1の膀胱炎と名前は似ていますが、膀胱炎が粘膜が炎症を起こすのに対して、間質性膀胱炎の場合は粘膜の下部分が炎症を起こします。一度治っても慢性化しやすく、原因は不明と言われています。

まとめ:血尿にならないためには

引用元:http://nekoninaritai.net/seikatu-13/

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様々な状況で血尿が出てしまう可能性はいつでもありますが、出る状況にならないよう、飼い主さんが普段から注意してあげることはできます。
一番はやはり水です。1箇所ではなく数箇所に水のボウルを置き、いつも新鮮に保ってあげましょう。猫は新鮮な水が大好きです。また、飲む以外に食事などからも水分を取れるような食事に変えてみるのも良い方法です。食事の内容も、ミネラル分(原材料にコーンミール、とうもろこしなどとあるのはミネラルが多く含まれています)が少なく、マグネシウムを多く取れる食事をこころがけましょう。
水や食事以外にも運動不足から発症することもあるので、猫が運動しやすい環境づくりや、飼い主さんがよく遊んであげることも大切です。それらによってストレスも軽減するでしょう。多頭飼いにストレスを感じてしまっている猫は、自分だけの居場所とトイレを用意してあげることで改善することもあります。
しかし、どの場合の血尿でも、飼い主さんでは正確な判断は難しいので、とにかくすぐに動物病院で診てもらうことが肝心です。できれば1時間以内に採取した尿を持っていけると原因が判明しやすくなります。
比較的オス猫のほうが血尿は出やすい傾向にありますが、メス猫が血尿を出す場合は、別の意味で大きな疾患の可能性もありますから、どちらの性別の場合でも、早期の発見と治療を心がけましょう。